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抹茶は長い年月をかけ、
自然や季節、そして人の心の動きとともに姿を変えながら育まれてきました。
その歴史を振り返ると、日本の茶文化には
“ひとつの形に固定しない柔らかさ”が、
静かに流れ続けていることがわかります。
近年、世界では抹茶の表現が広がり、
色や香り、用途、飲み方も多様になりました。
この変化は伝統から離れることではなく、
むしろ植物や季節とのつながりを大切にしてきた
日本文化の感性と深く響き合うものだと、私たちは考えています。
WACHAのボタニカル抹茶は、
「伝統 × 植物 × 心の時間」という視点から、
現代の暮らしに寄り添う新しい抹茶のかたちを提案する試みです。
WACHAでは、碾茶由来の抹茶を用いる製品と、
抹茶の“点てる形式”を継承し植物で設計した製品を明確に区別しています。
グリーン抹茶シリーズは碾茶由来の抹茶を使用し、
その他のシリーズは、抹茶が持つ“点てるという所作”や
一服に向き合う時間の構造を受け継ぎながら設計されています。
私たちは、どの表現が正しい・間違っていると論じる立場にはありません。
ただ、抹茶は本来、多様性を内包する“生きた文化”であるという価値を、
静かに、誠実に、未来へ手渡していきたいと考えています。
抹茶がこれからも、
人々の心と日々の暮らしに寄り添う存在でありますように。
